技能実習制度は、我が国が先進国としての役割を果たしつつ国際社会との調和ある発展を図っていくため、開発途上国等への技能等の移転を図り、その経済発展を担う「人づくり」に協力することを目的とする制度です。
そのため、技能実習制度を利用できる職種のうち、一部のものについては、技能実習の目標として、当該職種に係る技能検定に合格することを掲げており、それらの職種の技能実習を行う場合は、必ず技能検定を受検させなければなりません。
外国人技能実習生を対象とする技能実習制度において、技能実習生が修得した技能の認定に活用するものとして、技能検定随時試験(随時試験)を都道府県及び指定試験機関が実施しています。
技能検定随時試験の実施にあたっては、岡山県職業能力開発協会(以下「協会」という。)が、監理団体や実習実施者等(以下「受検者側」という。)との間で、外国人技能実習機構(以下「機構」という。)の受検手続支援サイトで受検申請(以下「登録」という。)を行い、承認された情報に基づいて、試験日を決定し実施します。
また、特定技能等の技能実習生以外の在留資格の者が受検する場合は、機構の受検手続支援サイトに登録できませんので、受検者側は直接協会へ受検の申込みをする必要があります。
等級区分 | 試験の程度 | 対象者 |
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基礎級 | 基本的な業務を遂行するために必要な基礎的な技能及びこれに関する知識の程度 | 技能実習生であること。 |
随時3級 | 初級の技能労働者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度 | 基礎級に合格した者 |
随時2級 | 中級の技能労働者が通常有すべき技能及びこれに関する知識の程度 | 基礎級及び当該検定職種に係る3級の実技試験に合格した者 |
技能実習の区分 | 受検級 | 次号に移行するための必須要件 | 備考 |
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第一号技能実習 | 基礎級 | 学科試験及び実技試験合格 | 技能実習生は再試験を含め2回まで受検可能 |
第二号技能実習 | 随時3級 | 実技試験合格 | 技能実習生は再試験を含め2回まで受検可能 |
第三号技能実習 | 随時2級 | ― | 修了時までに実技試験の受検が必須 |
実施公示日 | 令和6年3月1日(金) | |
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学科試験 | 問題公表:随時 | 実施:令和6年4月1日(月)から 令和7年3月31日(月)まで |
実技試験 | 問題公表:随時 | 実施:令和6年4月1日(月)から 令和7年3月31日(月)まで |
合格発表 | 合格証書の交付をもって代える。 |
※1 実施時間は、午前8時30分から16時までの間に試験の実施からその採点まで終了すること。
※2 平日(土曜日、日曜日及び祝日並びに年末年始及び4月27日~5月6日、8月10日~18日、12月25日~ 1月5日、3月22日~31日を除く。)に限り実施しています。
試験区分 | 受検手数料 |
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学科試験 | 3,100円/人 (職種・級に関係なく) |
実技試験 | 18,200円/人(下記職種以外) 15,100円/人(※機械検査職種・婦人子供服製造職種のみ) |
※受検手数料は、非課税です。
試験区分 | 学科(合格基準) | 実技 |
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基礎級 | 60%以上(12問以上)/20問 | 60点以上/100点 |
随時3級 | 65%以上(20問以上)/30問 | 60点以上/100点 |
随時2級 | 65%以上(33問以上)/50問 | 60点以上/100点 |
詳しくは、技能検定の合否基準(岡山県労働雇用政策課)をご覧ください。
「合格証書」又は「実技試験又は学科試験における合格通知」の交付をもって代えさせていただきます。なお、不合格の方への通知はありません。
技能検定(随時試験)のうち実技試験については、実施にあたって受検者側で機材・工具・材料等の準備や試験会場の確保等が必要となります。そのため、受検者側で事前に技能検定試験問題公開サイトを参考に試験内容を十分把握した上で機構に登録してください。また、試験の実施は、8時30分から16時までに試験開始から採点(約1時間程度)までの全ての工程が終了することを前提に試験日を設定しております。試験当日の流れをご確認の上、受検者の人数が多い場合等で実技試験に必要な設備や道具等が必要数揃わず、上記の時間内に終了しないことが判明している場合は、受検を希望する月を分けるなど受検者側で申請時期を必ず調整してください。
受検申請は、外国人技能実習生を受け入れている実習実施者が所在する都道府県協会へ行っていただくことが基本となります。
実習実施者の都合により、本県での受検を希望される場合は、監理団体は、外国人技能実習機構に登録する前に必ず所管の都道府県協会に相談し、所管の都道府県協会を通じて当協会へ実施のご相談を行っていただきますようお願い申し上げます。
※特定技能等で受検を希望される方は、協会へご相談ください。 【重要】
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受検申請書はコピー又はプリントアウトしたものは使用できません。必ず協会から入手した受検申請書をご利用ください。 なお、受検申請書は、「技能検定(随時試験)受検案内・受検申請書申込書」に記入し、協会へFAX又は郵送にて申込みしてください。 申請書の記入に当たっては、記入例をご確認ください。 使用できる申請書は、左票裏面備考欄の下に「20220401」が記載されております。 |
岡山県では、「受検者集合」➡「実技試験」➡「学科試験」➡「解散」となります。
受検級や作業によって時間は異なります。随時試験におけるタイムスケジュールを参考にご準備ください。
※受検を希望する職種が受検希望地の都道府県で公示されていない場合は、受検希望地の都道県協会にご相談下さい。
※受検の申込み等については、各都道府県協会にご確認ください。